コミュニケーションは会話がすべてではない。
会話の成り立ちは困難でも、
言葉と表情、態度で表されたその人からの発信を受け止めさせていただくと、
互いにコミュニケーションは成り立ち、
ジョークまで飛び出す。
言葉はコミュニケーションの大事な部分であっても、
それだけではない!
笑顔と共に手を上げてあいさつを交わす場面、
相手を敬う料理の出し方一つで、
コミュニケーションは会話以上に成り立つ。
そこに名前を呼ばせていただくと、
記憶を呼び起こし、
昔から呼ばれ続けた名は、瞬間に自分というアイデンティティを取り戻す。
更には、青春期から老年期まで仕事に費やした「はさみ」へのエネルギーは、
「はさみ」を手にすることで、
顔つきが変わり、集中度が変わり、正確さが増し、
一ミリも違わぬようにと扱う紙一枚にも仕事の真剣さが伝わっている。
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昔の洋服屋さんを髣髴させる職人気質がそこに表れていた。
これは、今のAさんだけに通じる支援である。