日本の暮らしを教えていただく
1枚の塗り絵から
ご利用者の中には、子供を育てていた当時の光景に結び付く場面が蘇る。
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昭和30年代の家庭の中には、
丸いちゃぶ台(食卓テーブル)があり、
チャンネル付のテレビが壁ぎわに置かれ
60W程の傘が付いた電球がぶら下がり、
壁や柱には音のなる時計がチクタクと奏でている。
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夕飯後は、
ストーブを囲むように
おじいさん、おばあさん、
両親と兄弟等がテレビの方角に集中し、
みーんなが、
夜の団欒を楽しんでいる。
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産休から仕事開始となったスタッフには、
様々な場面において昔の暮らしが響いてくるようだ。
日本の暮らしを伝承する人が少なくなり、
子育ても含めて多くの学びを
ご利用者からお聞きしている。
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◆
昔の生活の塗り絵を行ったのですが、
〇〇様「3人の娘たちの小さい頃を思い出すわ。」と
とても優しいお母さんの表情になられていました。
画には2人の子供しか描かれていませんでしたが、
〇〇様「3人目はお腹の中だ!」と冗談も飛び出し、
娘さんのお話では、「季節の行事を大切にしていていつも、
料理なども作ってくれていました。」と仰っていました。
♪
「厳しくもあったけど、優しいお母さんでした。」と娘さんから
伺っていた通り、私達スタッフにも優しい言葉や笑顔を
向けて下さいます。
♥
同じ母親・人生の先輩として、見習いたい所がたくさん
ありますので、〇〇様からもっとたくさんお話を聞かせて
頂きたいです。
オンネナイ原野 介護 田崎