勉強会、困難事例相談からその後
事業所のケアにおいて、
一連の生活リズムの中に、ゆったりとした時間も入りますが、
忘れる事により生活の流れが遮断されると、
「なぜ、ここにいるのだろう。早く帰らなくては。子供が待っている」等の
混乱に陥る場面があります。
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しかし自分等も、
時間が経過するのも忘れてしまう場面とは、
楽しい場面や、
集中するものに出会うと、
「あら、こんな時間だったの」と、あっという間の経過に驚くことがあります。
ケアは、特別な事ではありません。
自分等と同じと考えます。
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立派な建物であっても
素晴らしいプログラムであっても、
緊張する環境になると次々と不安が襲い
早く家に帰りたくなるものです。
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既往歴・現病からの分析と、
進行の経過から今、どの時期にいるのか、
また、誕生から現在に至るまでの生活歴情報から予測する,
今の、その人の生活リズムに合わせたオーダー介護が整うと、
安心と
楽しみがもてる時間となります。
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(昔なつかしカステラ)
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******デイサービス オンネナイ原野 報告者 田崎 ******
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勉強会で困難事例としてあげさせて頂いた
〇〇様が本日通所されました。
事前にスタッフでカンファレンスを行い、
個別の午前午後のスケジュールを決めました。
すると、周りの話声もほとんど聞こえないほど集中されており、
頻回なトイレの言葉もありませんでした。
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今までの心配だった「帰りどうなるの?」
という声はほとんど聞かれませんでした。
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ちょっとした対応によってこれほどまで違うのかと驚きました。
今後もご本人が安心して過ごせる環境を作っていきたいです。
あとは、ご家族様ともっと連携をはかれるようにする事が課題と思います。