伝書鳩とボランティア
伝書鳩
北見には、全戸に無料配布となる情報紙がある。
各、事業所でも新聞はあるのだが、
毎夜に配られてくるこの伝書鳩が遅くなると、
元気な人が多いシンフォニーでは
「まだ来てませんか」と、わざわざ事務所まで
出向く場面となる。
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「今日は鳩ではなく、カラスになっかたも」と大笑いをされ、
また、皆さんと夕食後のテレビ視聴に再び時間を費やし待ちの姿勢となっている。
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なぜ、これほど強いのかと考えると、
市内の知り合いが登場したり、
多くは写真掲載の死亡欄から、
「町内を離れても義理を欠かさないように」とのいち早い情報を知ることのようだ。
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シンフォニーでは、
在籍していた町内の助け合いから、
友人等が週に1度程度、
お住まいの友人を訪ね、
お話ボランティアに来ていただける方も存在する。
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交流を大切にしている人々との
暮らしから、
交流が少ない町内も増えつつあるが、
子供や学生の頃からのボランティア参加は、
人との交流から得るものが多く
未来へ向かう人間形成の一端を担っているように思えてくる。
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当社には、
社協のボランティアに精をだし、
喜びを肌で感じている職員も在籍する。
周に40時間の勤務後の2日の休日をフルに活用している。
人からの喜びを直接肌で感じ、
自分も喜び、相手からいただける喜びが生きる原動力となっているようだ。
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このような人との交流を大切にする人々には、
伝書鳩は、身近な存在となっているのは事実である。