閻魔大王のような眼光
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人は
親と瓜ふたつの幼少期から
青春期
中年
高齢と人生の一日の積み重ねが
人としての味わいとなり
高齢になって初めて
その人らしさを醸し出している人が多く存在する。
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事業の展開も
事業を起こす事は誰でもできるが
その事業を成し遂げる事は難しく
それは
企業の年数が増すごとに厳しくなるものと考える。
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・
しかし、
年齢を重ねていくと
おぼろげながらでも人様の考えが理解でき
相手を追い詰めるまでには至らぬところで人として交わす事ができたり
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そうか!今がチャンスだ!と
日頃から想いを巡らしていたものが、
向こうの方から
『渡りに船』と言わんばかりに
その願いを成し遂げる事ができる機会がやってくる。
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・・・
若い頃は
大切な人
それなりの人
自分の都合だけで近づいてくる人の見分けがつかず
一緒くたんにしてしまいがちだが
・
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だが、
若くても早くから
人様の何倍も
苦労を重ねた人の中には
表面は柔和であっても
眼光するどく
人を見分ける機会
事業を展開する機会を
しっかりと身につけた人も存在する。
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ましてや、
老いてから
“いまだ!”と
勇気をふるい
物事に立ち上がる人は、
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見た目では理解できない壮大な夢を抱き
・
尚且つ
やっぱり
閻魔大王のような
するどい眼光で物事を仕分けし
平等に
平和な願いを奥底に秘めている人が多いように自分は思う。
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・
・・・今日めぐりあった1冊の本から・・・
成し難(がた)きものは事なり、失い易きものは機なり。
機来(き きた)り 事開きて成す能(あた)はず、坐して之れを失うものは人の罪なり。
吉田松陰名語録 到知出版社