現場に評論家はいらない
長い福祉の経験から思い起こすと勤務年数が長くなるほど、現場に評論家がでてきます。
そう言う自分もそうだったと思います。
「何度言ってもだめです!この仕事は向かないのではないでしょうか」と・・・
と言う先輩らしき指導者は、
どのような指導をしたのか?
知らない間に、そのスタッフに自ずとレッテルをはっている場合があります。
自分の指導のあり方を反省したのか・・・
中年の熟練介護者に問いました。
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あなたの子供が「あの子がいるから、仕事の手順を変えよう」と相手に伝えられることなく、陰で組み立てられたらあなただったら、どのように思うのか・・・
そんな質問を中年の介護者に向けました。
「いやです。訓練期間が終わったのなら、どこが悪いかはっきり言ってほしい」と・・・涙をいっぱいためてスタッフは言ってくれました。
社会人として受け入れることは、相手に社会の厳しさを伝えていくことも大事な社会的な役目となります。
人は、家庭・職場・社会において育成されるのです。
介護現場において、特に社会人一年生になる人へのかかわりは、いかに大事なのか、
社会の厳しさと同時に、人の温かさ、何が自分の為になることなのか、
本質的な優しさを判断できるスタッフになるような指導が大事です。