シンフォニーの夜
シンフォニーの夜は、
個々の居室に戻られゆっくり過ごされておりますが、
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話に花が咲き
学生時代のように、
離れがたい時間は、
歌声喫茶のように
早春賦のメロデイーが流れ、
歌詞が映り
雪溶けの小川の映像が流れると
そこは、
十代の三人娘となり、
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胸に手を当あて
手拍子をとり
あーうれしいー
ありがたいわー感謝です。と、
コミュニケーションの上手なTさんの言葉に
ますます想いが高まり、
遠くを懐かしむように心豊かな“とき”を過ごしていただける。
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足の悪い人も
体の内側が悪い人も
認知症の病気を患う人も
夜が長いと感じるときは
誰もが集い
遠慮することなく口ずさみ
歌声が響くシンフォニーでありたい。