なぜ、自分は寝る暇もないくらい頑張るのだろう

ふと、自分自身に問うことがあります。

日々の暮らしの中で自分に問いながら進むべき方向を見失わないようにするためです。

人は人として生まれ全ての人に、なにがしかの役割を持って生まれてきたのだと思うからです。

多くの高齢者が人生を振り返り「あっという間の人生だった」と語る方がおります。

 この世での時間の中で何をするべきなのかと考えたときに「なぜ自分はこの福祉の場所にいるんだろう。自分が為すべき事は何なのだろうか」と自問自答したときに19才から考えていた(高齢者住宅)今のグループホームの設立を思い立ちました。

 「グループホームができたら給料はいらない」と思っていました。だから、今も自分の体が動かせていただいている事に感謝し、認知症の人、地域の人、様々な弱者の人達に自分から発信できることを使命として行いたいと思うのです。

自分の使命を感じることが出来ると、物事の価値判断が少しずつ変わりました。

本当の価値のあるものは、建物でも豪華なソフアでもなく安心できる居心地の良い笑顔のある居場所が一番でした。

住み心地の良い1個のグループホームは、大きな国家も同じ事が言えます。

住み心地の良い日本、笑顔のある日本、誰もが挨拶できる日本。基本はこんなに簡単なのに頭の良い方達は難しく考えすぎているのではないでしょうか。

 人は必ず天に召されるのです。召されたときに大手を振って帰る事の出来る居場所つくりを今から共に行いましょう。

                              

  施設長