真民さん
うれしいこと、
悩むこと
困ったこと、
この日々の繰り返しが生きている証拠なのだろう。
とくに悩む日には、
素直な自分を取り戻すのは
自分にとっては1冊の本である。
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しかし、人生の中でも手にして読む本は限りがあり
自分の根っこを正位置に戻そうと
手にする1冊の本には
あれやこれやと悩んだ紆余曲折の迷路から
やっと光が差し込む1本道へたどろうとさせる力がある。
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自分という自分と対峙し評価するのは至難の業だ。
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(目線が変わると先輩から多くの教えをいただく)
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坂村真民さんの詩
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいいでいこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけていこう
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二度とない人生だから
つゆくさの つゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
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二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい月かけてゆく月
四季それぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう
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一道を行くより