母親におひな様カードと猫のカードを送りました。
先月、札幌でおひな様のカードと猫が鼻風船を膨らませているポストカード
を見つけ、ひな祭りの近くに送ろうと買い求めていました。
仙台の帰りの時間に書き上げ送ったところ声高々に感激の電話がかかってきました。
父親が亡くなった後、一緒に飼っていた最後の猫も亡くなり気丈な母親は
悲しみを隠しておりましたが、カードに「猫が守っていますよ!」と書いたカード
と、組み立て式雛カードに「自分でもこれほど嬉しいと思わなかったよ」と驚いていた様子でした。
我が家のおひな様は、大きなかけ軸に描かれていた5段飾りのおひな様でした。
幼い私は、かけ軸の下にキューピーさんや、ミルクのみ人形を並べ、その横にゆで卵に食紅で化粧をされた、おひな様が飾られました。
今でもその頃を思い出すと懐かしさと、お金では買えない母親の心のこもったおひな様から、わくわくとした幼い当時の心に結びつきます。
手間には心が入り、その心は潤いを与え生きる力となって活力へと変身します。
今、老いた母親に、その当時潤った心を生きているうちにお返しをしようと思います。
施設長