〜3月ですよ!春がすぐそこまで来ていますね。なんだか、わくわくします 。〜
春らしい日差しと利用者様の大きな笑い声が背の後ろからあたたかく、賑やかに聞こえてきます。
一昨日まで入院していたO氏は医者と介護者である長男の嫁さんの言葉を振り切り、病院介護困難からエーデルワイスへ戻ってきました。介護困難は在宅ばかりではなく病院でもあるのです。
認知症という不思議な病気は、倦怠感や痛みを遠のかしてしまい、血液データーでは炎症反応が非常に高く体は辛いのだろうと思われる時でも「体内超活性化バリバリホルモン・・?」が作られているのか、今までになく元気に受け答えを行いプロの人達をも、煙に巻く忍術を持っているようです。
病院介護困難となったO氏は、「もう、うちでは見られません」と言うお墨付きをいただき、疲労困憊した家族様もぼろぼろの状態で戻られました。
入院後約3日間のことでした。
関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。
0氏は自室で大の字に寝ており、病院での「ご乱心ぶり」は、なりを潜めています。とうさん!よかったね!帰って来れて・・・との問いかけにうん!・・・わからん・・わからん・・と、静かに目をつぶり瞑想に入りました。
今の時間、笑いの体操・懐かしい音楽・修身の時間のような読み合わせが始められています。利用者様には好きな飲み物が配られ、春らしい音楽と音楽からの思い出す言葉を引き出す動の時間が始まっています。
動の時間の歌や声の響きを寝ながら感じ取っているのがO氏にとっての極楽なのでしょう。・・・3月の穏やかな日差しが心地良いのか、ひときわ大きな笑い声がこだましています。踊りながら自室から出てくるSさんと、笑い声を聞き思わず口に手を当てながら出てくるKさんと、様々ですが楽しい一日が今日も始まりました。
施設長