〜グループホームには、共に遊ぶことの出来る人材が必要〜

CIMG6772.JPG

 グループホーム介護は効率の良い遊びの時間がその人の癒しとなります。
遊びの意味は楽しむ、休養、リラックス、ストレス の解消となり、グループホームならではの少ない人数だからこそ実現できる空間なのです。
人間は強制されて行う勉強は苦痛ですが、遊びの中で習得していくことは楽しく、知らず知らずのうちに利用者様から昔の事を遊びながら学習する事ができます。

◎なぜ遊びが必要なのでしょうか。他のものに例えてみるならば

★車の運転時の適度なハンドルの遊び
★ブレーキの適度な遊び
遊びは無駄ではなく、その時の案配を決めるものとなるのですね。

グループホームは家庭的雰囲気と言いながら利用者様が育った家庭的雰囲気を知っているスタッフは、どれくらいいるのでしょうか。
・掃除の仕方
・繕い物の仕方
・昔のトイレ
廊下の長い突き当たりの隅にトイレがあり、周辺症状のある利用者様はいつも隅の薄暗いところで放尿をするなど・・・昔を知ることで理由が判明。
昔はトイレと言わず方言で「せっちん」「かわや」等の言葉もあります。

◎食事も大きな力の発揮の場となります。
★赤飯の作り方
★おはぎの作り方
★巻き寿司の作り方
★餅米のうるかし方
★昔の話(例.尋常高等小学校等)から親や兄弟、近所の友人が・・

介護は業務でありますが、そこに遊びを取り入れることで生活の中に潤いとなり癒しの場へと変わります。
介護を提供するばかりではなく、スタッフが教えていただく事も遊びの中の一つと思います。
利用者様が先生となって教えていただくことで、遠慮がちな利用者様も対等にものが言えるような時間となります。
案配の良い遊びは、結果的に効率の良い介護と結びつく事なのですね。
                               施設長