要介護認定調査変更案から思うこと

要介護認定時の調査内容変更は、国は地域のばらつきの解消をねらう為、とありましたが国はここまで効率化を考えたのでしょうか。・・・

在宅で全介助をうけている人は、満度に介助を受けたくても受ける環境にありません。

認・認介護を強いられている方、(認知症の方が認知症の方を看ている)

老・老介護でやっと暮らしている方、

病気の人がやっとの思いで介護をしている方

生計を立てる為、働きながら体にムチを打ちながら介護をされている方

一人の介護者が2人も3人も介護をしている方等・・・

このような介護者達は精魂尽き果てて、移動をさせたくてもさせられず自身の体にムチを打って暮らしている方も多くおります。

 認知症では何とか買い物に連れだって、たまたま一人でお金を払うこが出来た。「母さんは、まだ何とか光があるのではないか」と、一喜一憂しながら在宅介護者は、その日を暮らしているのです。

 要介護認定で与えられた限度額と戦いながら、食べたい物を節約をし、やっと暮らしている人達が多いのです。

国の言う「効率化」の弊害が、今から表面に現れることは怖ろしいことです。

国が打ち出す言葉は、国の理念となって一人歩きを行い介護事業所では、「効率化」の名目のうちに法人のトップ達が唱えだし、効率化の運営方針がでてきましたら、まさに虐待の温床になることでしょう。

桝添さんが大臣となり、四苦八苦しながら頑張っている姿にありがたいと思いますが、桝添さんに現場の正しい情報を伝えている人達がどれほどいるのか疑問です。

 しかし、見直しを図ると言うことは、闇の中に一点の光を見た思いです。

誤りは神様でない限り誰にもあるものです。その誤りを気づき訂正する勇気は何倍も何十倍もいることも知る必要があります。

  施設長