センター方式実践報告会に桜井リーダーと参加して

昨日は全国からのセンター方式実践報告がありました。

永田先生の認知症地域支援体制構築推進事業や自治体が主体となって効果的にセンター方式学習会を展開している様子が述べられました。

私達は虐待の報告会に参加させていただき主に包括の係わりと、その行政との連携の展開を学びました。

また、センター方式の使い方では、C-1―2シート心身の情報(私の姿と気持ちシート)を虐待と思われる介護者を中心に置き、どのようなきもちでいるのかを、シートにおとし気持ちの分析を図っていったと言う報告もあり、目線を変えることの大切さを気づきました。

報告紹介の中には小規模多機能の管理者と行政がバックアップしている紹介もあり何とか虐待の悪化を防止でき、介護者も出来ることから取り組んでくれたケースの紹介もありました。

驚いたのは東京の包括の職員が、ほぼ毎日のように現場へ出向き介助をしていることなど、賛否両論ありますが自然体で苦しんでいる人を何とかしたいという包括職員の在り方に頭が下がりました。

また、すべて虐待と言う言葉でくくることにも疑問が投げかけられましたが、確かに関わらせていただいているケースでも「どうして良いかわからない」と言う、つぶやくような言葉から、介護の中心にいる人達に介護保険の仕組みやサービス、介護の方法を理解できるように伝えてきたのか、自分も含めて関わった人達の反省も必要なのではないのか、と思う部分もありました。

 虐待救出は自分がやらなくても誰かがやってくれるだろうと思う関係者の低い意識の中で死に至るケースも実際にありました。

包括だから行政だからではなく、そこにいるその人の側で起きている一番近い人が手助けを行い、包括や行政と連携を図ることが人として当たり前の事であり、その動きに他の皆さんの心も動かされると思います。

 青山も桜井リーダーも二人とも意見を述べることもできて学びの場となりました。

 残念だったのは北海道や北見市発信のモデル事業報告書があったのですが目にすることができませんでした。後に北見保健所さんから見せていただこうと思います。

 昨日は桜井リーダーと共に、皆さんとの名刺の交換や同じ千葉県の認知症介護指導者である姉の村越やセンター仲間達との出会いがあり素敵な一日となりました。全国の頑張るエネルギーが凝縮していました。

 施設長