デンマークにおける認知症の学びから 1.
デンマークにおける認知症の実態
日本では医療と介護は分断されがちであり、鑑別診断が無くてもサービスの利用が可能である。
デンマークにおいては、医療と介護の連携のもとにサービス提供体制を構築
・サービス利用者は必ず鑑別診断を受けている。
・ ホームドクター(家庭医)との連携や本人の意志を尊重しサービス提供を決定 していく。
認知症コーデイネーターは、5万人規模に2名の配置となっており常時100名程度の利用者を抱えているという。
ホームDrは、朝の8時から16時までの勤務、その後は当直医が診ることとなり85%は対応できている!
★ 認知症の診断について
1)認知症の診断は、同じ状態が6ヶ月以上継続しているか確認。
日本においても同様である。
2)検査では、膀胱炎の有無についても調べる。
膀胱炎の症状から認知症に近い症状が現れ、一般の体の病気が原因となって認知症状を起こす事があるからである。
3)心理テストでは
車が駐車場に入り車が止まった時間を時計が書かれている用紙に針を書き込むことが出来るかどうか判断
4)服用中の薬の確認
副作用により認知症と類似した症状が現れる場合がある。
5)CT検査
何よりも大事なのは身体行動の自由、本人の意思の尊重が前提となっている。