PK戦失敗の駒野氏の言葉から
PK戦失敗の駒野氏の言葉から
「失敗は失敗。だけどまたPK戦の場面があれば迷わずけりに行きたい。」
敗戦の日は落ち込みのあまり一睡も出来なかったと言うが、メンバーの「俺も外した。下を向くな」という励ましの言葉、
家族や友人の「胸を張って帰って来い」とたくさんメールをもらい立ち直ることが出来たという。
PK戦の悲嘆(ひたん)から、チームの仲間や家族、友人の励ましで立ち直る事が出来たが、
この悲嘆の喪失体験(そうしつたいけん)は、家族や友人の励ましで立ち直ることが出来る高齢者の喪失体験に良く似ている。
定年退職による喪失体験から挫折感(ざせつかん)と孤独感を味わう場合が多く、尊厳をもった対応が今後の方向性を決める。
自尊心の強い人ほど、憔悴(しょうすい)している心の内とは裏腹(うらはら)に表面は平常を装う。
日本の男性は、特に仕事一筋で生きて来た人が多く、退職時の心理の中には自己の存在価値(そんざいかち)を一時的にでも抹消(まっしょう)されるような気持ちになることが多いという。
家族からの尊厳ある普通の言葉から救われることが多く、悲嘆(ひたん)から“うつ症”を引き起こす、“ひきがね”とならぬように肉親や友人の関わりが大事と思われる。
子曰(し いわ)く、父母(ふぼ)の年は、知らざる可(べ)からずなり。
一(いつ)は則(すなわ)ち以(もっ)て喜び、
一(いつ)は則(すなわ)ち以て(もっ)て懼(おそ)る。
子供として、親の歳は、きちんと覚えておくべきである。
一つは、その長寿を喜び、一つはその老いを心配するからだ。
参考文献 論語の教科書