現実を直視する

高齢になると子供の世話にはならず

『施設に入る』とおっしゃる方もいるが、

現実は、

そう簡単ではない。

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あまり表記する方がいないのであえてお伝えさせていただく。

90代後半まで夫婦で仲むつまじく過疎地で暮らし

何とか

子どもの側で暮らそうと考え

第二の住まいを探すが、

年金は国民年金のみだと、ほとんど利用できる施設はないのが現状だ。

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特養(特別養護老人ホーム)は要介護が低くても認知症の進行があれば

規約上、利用できることになっているが、

実際には、

要介護、4・5の段階がなければ困難。

しかし、要介護が低くてもご利用ができる特養はすばらしいと考える。

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また。自動車の運転を90代後半まで過疎地だからこそできていても

集団の施設で命を預かる場合においては99%難しいと考える。

年齢と運転は平行しているとは思わないが、

75歳以上は、事故のリスクがグーンと高くなり、

違反や事故を起こすと瞬時にアウトになり、

大事な足だからこそ、ゆっくり法定速度内で走ることが良く理解できる。

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また、新型コロナの蔓延時期でありワクチン接種の有無や、

自由な外出は、理由次第によるものが多く、ここまでの制約があることを

知らなければ

利用してからのトラブルが大となり

住まいを提供する側も

ご利用になる側もどちらも疲弊することとなる。

集団生活に向いているか、否か、

ご家族は

その視点を重視することが最も必要と思われる。

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いやいや、自分は向いていないと思われる方は

地域の人、

友人関係

その他のネットワークとつながり、自分という存在が『ここにいます』と

発信することも必要で

災害時にも、

コロナウイルスに罹患したと思われるときも

どのように連絡をしたら良いのか、

地域の民生委員さんのみで支える事は難しく

地域のネットワークが直接的でなくても

間接的に後方支援に入ることができる。

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認知症になり、

◎買い物に行きたいが何を買うのか買い方がわからなくなった。

◎家に戻るのに随分時間がかかるようになった。

◎相手が誰なのか、自分は忘れたが相手が自分を知っている人に、

・家の前まで送ってもらえたり、

・知り合いのいつも行くスーパーまで連れて行ってもらえると家に戻ることができることもある。

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◎足がむくんでいると、転倒の危険も大となり、認知症の診断は受けていなくても

道端で歩けなくなっているときには、首からメモが書かれている素敵なカード等をみると

一目で相手が理解でき、連絡先にたどり着くことができる。

❤SOSネットワークの身近なご近所版である。

上記のような内容を真剣に話し合う場ができそうだ!

^^

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世の中が大変な状況下になっていっても、

認知症の人も、

外見から理解できない内臓疾患の人も、

癌で闘病している人等も地域に普通に存在している。

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また、熱中症から新たなステージに移行する人等もいるだろう。

暮らしを守ることは現実を知り老いてどのように生きるのか

『そろそろ夢から覚め、我が身に置き換えることも必要だ』と

日常の相談から、

夢のような甘いささやきもりも、より現実的にあえて伝えさせていただいている。

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