大器(たいき)は遅(おそ)く成(な)るの理(ことわり)にて

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ー若者達の話で感じたことからー

 

 

 

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今の時代だからこそ、日々の一喜一憂の出来事にとらわれず”自分“という志を強く持ち、急がず慌てずじっくりと立ち向かう勇気を持ち、

 

 

 

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目前の困難な出来事は軟弱な自分を鍛える修行をさせていただいていると思うと、

 

 

 

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なぜ、軟弱な自分が表出したのか、己を分析することができる。

 

 

 

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押さえきれない内面からの表出こそ、潜在意識の中にある自分であり、なぜそのような感情が表出するのだろうと冷ややかに見ている自分もいるように思う。

 

 

 

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そのような経験を幾度となく積み重ねていくことで悩み苦しみから人生の土台がどっしりとできあがるのだろう。

 

 

 

 

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異業種の若者達は「自分達は長い間、下積み生活を長く続けているように思う」と発言する若者もいる。

 

 

「大丈夫!しっかりとした土台を造り上げるのには何年も何十年もの年月がかかり、その土台の大きさによりこれから出来上がる器の大きさが違う」と答えたが、

 

 

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まさに小さな土台は縦に細長く延びても横風をもろに受けると不安定になるように、土台に年数がかかる人は横にも縦にも大きなどっしりとした器ができてくる。

 

 

 

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北見の異業種の中にも、これからの日本をどうするのかという零細企業の若者が論じる場面が増えつつあることに喜びを感じさせていただいている。

 

 

 

 

しかし若者の多くは目の前に立ちふさがる困難に一度で打ち砕かれる者も少なくないが、後ろばかり振り向くと不完全燃焼のエネルギーが拡散し辺りの空気までもが濁ってしまう。

 

 

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反省とともに、そこから今までの自分ではなく痛さから立ちあがる一歩を踏み出すことの方が実りある人生を送ることが出来そうである。

 

 

 

 

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吉田松陰名語録より

 

 

 

 

 

大器(たいき)は遅く成(な)るの理(ことわり)にて

 

 

 

万事速(ばんじすみ)やか成(な)れば 堅固(けんご)ならず、

大器(たいき)は遅く成るの理(ことわり)にて、

躁敷(さわがし)き事にては大成(たいせい)も長久(ちょうきゅう)も相成(あいな)らざる事に之(こ)れあるべく候(そうろう)

 

 

 

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すべてに順調に成長した人物は、意思が強く、他人に感単に惑わされないかというと、そうでもない。

 

 

立派な人物というものは、時間をかけてゆっくり成長するのが道理であって騒々しい状態ではホンモノの立派な人物になることはない。

 

 

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松陰19歳時の一説である。人物が育つ上で一番必要なものは時間であろう。しかし、逆に時間をかけさえすれば全ての人が

「モノ」になるかというとそうではない。

 

 

大切なことは「大器」たらんとの志を持ち続け、人知れず、日々の努力を継続することであろう。抜粋

 

 

 

 

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