連休最後の昼食御膳と日本昔話の支援
本日は連休最後の日と誕生会が重なり、何とか喜んでいただこうとスタッフも料理を頑張りました。
お赤飯・巻き寿司・お吸い物・煮染め・酢の物・唐揚げ・毛ガニ足少々・果物は、もも1個です。
美味しい食事の後のAさんの誕生会では、Aさんの退院祝いと誕生日のメッセージを皆さんから涙いっぱいためながらAさんに送ることが出来ました。
92才男性利用者のHさんからも「まだ79才と聴いて若いナーと思いました。若いと言うことは素晴らしいことです。これからも体を大事に仲良くみんなでくらしましょう」とお祝いの言葉を述べていただきました。
初めて便失禁をしてしまい気落ちしているCさんへの対応も、すまなさも含め自室で子供の時から現在に至るまでの写真を見せていただきました。
気分が上がったところで一緒に席に座り、お祝いに参加していただけました。
認知症になっても恥ずかしいと思う事や、これほど自分は能力がなくなったのかと思うことで気分の低下から一気に認知症が進行する場合があるからです。
今が支援を必用とするときなのか、距離をおいて見守った方が良いのか、区別と個別の対応で支援が組み立てられます。
Cさんは、最後まで皆さんと共に一時を過ごすことが出来ました。心の痛さが垣根を払ったようでもあります。
高齢になってからの縁の大事さを利用者のみんなが気づき”戦友か、大事な兄弟”のように思いやりいっぱいのムードが漂いました。
その後は、竹取物語の読み聞かせと、”こぶとり”という日本の民話を語りでさせていただきました。
本を使用しない”語り”は、利用者さんとの間に立ちふさがる何物もなく距離がぐっと近くなります。
間合いの空気は次なる期待とストーリーを追います。
優しさと充実した時間を利用者さんからいただきました。