言葉

君子は和して同ぜず、

 小人は同じて和せず という、ある本の巻頭の言葉に、

 

『これだ!これだ!』と、数日悶々する心模様からピッタリとはまる言葉であった。

 

論語であるが、決して論語に精通しているわけではないが、

語句を知ることは、

その時々の、

湧き出る感情を奥深く再び自身へ問いかけ精査することができる。

 

 

 

 

国も

市町村も

会社も

家庭も、

リーダーの采配によりどこに照準を合わせていくのかで全く物事の判断が違ってくる。

 

本を読むことは一人の人生でも、

多くの人の人生を知ることとなり

多くの生き様を身近に教えていただけることとなる。

 

 

 

 

 

 

介護現場で、給料を手にすることは介護の専門家になったのである。

プロなのだ。

アマチュアからプロになることは、

知識を得ようと努力をすることで大きな視野から物事を見ることができる。

 

いや、給料をもらわずとも、

ボランティアの人で、長い人生の歩みから物事を見定め誠実な働きとなっている人も存在する。

 

 

認知症の人の多動の報告からでも

瞬間に記憶が蘇り『こんなことはしていられない』と立ち上がるが、

再び、その記憶は瞬間消滅することもある。

 

現場は、そのような場面では柔らかな表情でゆったりと本人に聞いてみることだ。

消滅しかけた記憶から断片的でも、

発した言葉や単語に多くの意味合いがあり、

スタッフはその言葉からその人の個人史から組み立てることもできる。

 

 

影響は、周りの環境にもある。

人も環境でもある。

テレビや、歌、周りの人等の会話からも記憶の蘇る内容は変わってくる。

 

 

 

傾聴から

心を許していただき

大事な真の部分まで到達することもできる。

聞くこと、

教えていただくこと。

 

介護は考える介護と、

リーダーは、語句の意味合い(指導・目標達成・統率・動機付け)を知ることで

基本に戻ることができそうだ!