過去から現在までの認知症介護を語る

昨日は、札幌にて認知症についての勉強会を実施。

過去の認知症の人への介護現場からの視点は厳しく

せん妄の人の対応でも、

介護者の扱いがまずいからと言われてきた過去。

 

 

 

 

現代の認知症の人への介護現場からの視点は、

認知症の人を介護する現場は、精神病も併発することを知っておくこと。

受診も、ままならない状況においての入居や入所は、

介護現場においてはますます困難であること。

 

 

先輩と共に今を語り

共にふりかえり、

意見を交換し

まだ、誰もが未熟だった時代から学びを積ませていただいた今だからこそ理解できること。

 

 

 

複雑化している現代の認知症の病気の人、

 

時代の変遷は、

自然も、

働く場所も、

家庭も

病気のウイルスも。

文章も手書きからワード、インターネットへと。

買い物、

地域における人としての環境の変化(人との関係、近隣の関係等)、

 

 

 

 

そのような環境の変化についていけなくなり

家にこもりがちになる人がいても不思議ではないこと、

 

強く生きられる人と、

そうではない人がいること。

生きづらい現代においては、

地域も、

介護する人等も

 

 

(帽子を買うことができました)

 

 

 

現場では、

無理なく

会話の延長で

その人の言葉を聞かせていただき

なぜ、その言葉なのだろう』と深く考えることや

 

生活歴が万能ではないこと。

本当は嫌だったこと、

例えば、校長先生の職歴から、思い出したくはないこと。

聞きたくない『ことば』もあること。

表情・動作を知り紙片にメモし集めておくこと。

 

・笑顔になることば、

・好きなこと、

・嬉しいことを知り、

 

不安定な体で立ちあがる人には、

筋力をしっかりつけていただき、

体操からできた時には共によろこび、

 

しかし、

椅子から落ちたり

転倒したときには、

介護者は真っ暗闇に陥り

 

共に悲しみ、

大腿骨頸部骨折を疑う打診から

痛くもかゆくもないよ」という言葉に手に手をとって喜び、

 

その喜ぶ姿に

転倒したご利用者は、

もっと、もっと喜び

 

 

 

 

 

人生の終末時には、

『良く、頑張ったね』と、懸命に生き抜いた人生を称賛するように

涙を出さずに見送ることができる。

 

事故報告を受け取る側にも

多くの意味合いを知っていただくことも大事なのかな・・と。

認知症になると、

脳の縮小から、まっすぐには歩けない人等も多くいることを知ってもらいたい。

 

昨夜は、とても充実した時間をいただいた。

感謝!

 

 

 

 

 

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