暮らしを整える連携と日々の暮らしの支援
現場では、後期高齢夫婦の入院から、
退院しても行き場所が無く
ケアマネさんの老夫婦を思う真摯な対応から何とかしなければと、
入居に至るまで多くの人との関わりを持つこととなった。
当事者は、年齢的な物忘れから印鑑の置き場所・通帳との合致が上手くいかず、
本人が出向くことができない身体状況のなかで、
どのような対応が必要なのか、
遠方の高齢の家族が一度の来所で道筋がつくように
何度か金融機関と調整をさせていただく。
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施設側が不明な部分は、
金融機関も毎日の業務の中では、日常的にかかわるケースでもなく、
現場における互いの人等の学となる。
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(熱中症予防:自室で布団で過ごさぬように冷房の効いた1Fで、
ビデオや映画、音楽。お隣との会話も順調)
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(看護による毎日の機能訓練:柔軟体操・歩行訓練・リズム運動)
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しかし、このような出来事は、
超々高齢社会におけるあたりまえのことであり、
自分としても、今までかかわらなかっただけなのだろう。
先に取り組んだ現場から更なる効率的な作業が今後、整っていくことにもなる。
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基本にのっとりながらも、自分も含めそこには優しさが必要で、
多くの認知症の人は、
記憶は忘れても嫌な感情はいつまでも強く残り、幻影も残る。
別ケースであるが、
認知症の人に係る支援機関の人々が、
本人をお連れし口座振替をお願いしようと
同行で出向くことにも拒否感が強く表出する場面となる。
(こころがいっぱい。水分も果物も)ありがとう^^
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対応は、基本通りでマニュアル通りであっても、
そこに笑顔、
多忙でも相手に伝わりやすい短い言葉、または文章。
「だいじょうぶですよ。どなたかと一緒にきていただけますか」という
業務に励むご自身への味付け一つで認知症の人の心はまろやかになり、
ガスや電気も止められる心配はないだろう。
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認知症という病気の人を切り捨てては、
今も今後も、世の中が成り立たない状況下である。
そこに暮らす少しの地域の人等の支援で
ご自身の親のときも、
ご自身が老いたときも、
子供さんのときも、
将来、安心して過ごすことができる世の中になれば良いと強く思う。