石北峠
石北峠は、クリスマスのファンタージーの世界のようで、
野原には、遠くにきつねが背を丸め一人ぼっちで歩き、
宮沢賢次氏の「雪渡り」の一場面から「キックキックトンとン」と
リズミカルな音が浮かび、
やがては、幻燈会の場面まで思い出しました。
バスの早朝便は、6時20分と早いのですが、
安価で用事を済ますと札幌の日帰りができます。
帰りの便では、やんわりとブレーキがかかり窓の外には、
鹿達が目を丸くし小高い道路脇に避難し「オー危なかった」という眼差しで
体勢を崩さず顔だけこちらを見ています。
🦌
鹿も熊も人間も、
どちらも共存できる為には少しの思いやりが必要のようで
とくに餌が獲れなかった季節は、
山の手入れの怠りや異常な気温が続いた現象なのか、
やがては動物ばかりではなく人間へのシグナルのようでもあります。
👼
そのように働いていただける優しい人達がいたなら
皆さんが惜しみなく協力するでしょう。
🐻
山を守ることは、
自然を守り
動物を守ることとなり、
やがては自分等を守ることとなります。
🦊
動物と人間の、
どちらにも言えることは
『命を落とさないための方策』が早期に必要なのだと鹿の純粋な眼差しから思いました。
🐰
ゆっくり移動する乗り物からは、
ゆっくり多くの考える時間となりました。
雪道を走っていただける運転手さんに感謝です。