真価を問う時代と「大学」8.

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康誥(こうこう)に曰(いわ)く、新(あら)たにする民(たみ)を作(おこ)すと。

 

詩(し)に曰(いわ)く、周(しゅう)は舊邦(きゅう ほう)なりと雖(いえど)も、

 

其の命(めい)維(こ)れ新たなりと。

 

是(こ)の故(ゆえ)に、君子(くんし)は其(そ)の極(きょく)を用いざる所無し。

 

 

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康誥篇には民がそれぞれの立場に於て、自ら進んで創造性を発揮する。

 

即ちやるきを起して自主的に活動するよう指導するのが政治の要道であるとある。

 

これらは新たにすることの大切さを言ったものである。

 

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○ 詩経(大雅文王篇)に、周は旧い伝統ある国ではあるが、そのはたらきは日々に新たで止まるところがない。

 

ここから革命に対して維新という言葉がでてくるのである。

 

 

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※ 朱子はこれら新の章から、三網領の親民を民を新たにすると読んだが、

 

これは古本大学のそのまま民に(を)親しむと読み、そこから新たにするという説に賛同したい。

「大学」を素読する より引用

 

 

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今、国民の多くは自分の選んだ議員の日々の行動に誰もが関心をもち

 

今や真価を問う新たな時代へと切り拓かれようとしている。

 

 

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誰に言われるまでもなく高齢者も若者も、

 

 

鋭い目線で真の指導者を選び出す事がこれからの日本を守り抜き次世代へとつなぐ事の大事さ、

 

 

その場しのぎのまやかしは通用しない事を学び取ることができた。

 

 

 

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激動の時代から先の見える“骨のある人”を育て、

 

そのような議員の出現から民にやる気を起こさせ互いに汗する真剣な生き方が大事なのだろう。

 

 

 

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