要介護者の介助量を適正に調査していただく為には

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★要介護認定調査に向けて★
エーデルワイスでは、認定調査前には介護従事者がどのような介護を提供しているのか、自分達で施設介護調査を行います。施設介護調査を基に家族様に状態を伝え、認定調査員調査時には必ず家族様に同席をお願いします。家族様の参加しやすい日程を事前に調整させていただきます。

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さいたま市 介護保険最新情報Vol. 70

平成21 年3 月24日をアクセスしてみよう!

本年4月からの要介護認定方法の見直しについて

厚生労働省老健局老人保健課

※(抜粋)※

★ これまで公表されている「認定調査員テキスト2009」では、「介助」に関する項目の選択肢について、「自立(介助なし)」又は「できる(介助なし)」との標記が用いられていたが、この項目は介助の程度を問うているのに、回答では高齢者の能力や状況について言及しており、誤解を生じかねないとのご意見があったことを踏まえ、「介助されていない」に変更することとした。(全16項目)

★★⑴ 「移乗」

「移乗」とは、「ベッドから車椅子」、「ベッドからポータブルトイレ」など、体(でん部)を移動させ椅子等に乗り移ることを想定した項目であるが、ベッド上でシーツ交換や体位変換の際にも、体(でん部)を動かすこととなり、この場合も「移乗」に含まれるものである。例えば、寝たきりであって自分では全く動けないが、体位変換の際に介助者により介助が行われていれば、「全介助」を選択する。

★⑵ 「買い物」

「買い物」とは、「商品を選択し、代金を支払う」ことであり、無駄な買い物をしているか等の買い物の適切さについては問わないが、代金の支払不足、未払い等があり、後で家族等が返品、清算等の介助を行っているような場合は、「一部介助」を選択する。

★⑶ 「金銭の管理」

「金銭の管理」とは、自分の所持金の出入金の把握、管理、出し入れする金額の計算等の一連の行為であるが、自分で銀行からお金を下ろすことはできるものの、所持している金額以上の契約を行った後で家族等が清算、契約解除をするなどの介助を行っている場合は、「一部介助」を選択する。

★3「介助されていない」場合の特記事項の記載方法等について

今回、「認定調査の選択肢の選択方法」については、「能力(18項目)」、「介助の方法(16項目)」、「障害や現象(行動)の有無(28項目)」、「特別な医療(12項目)」のいずれかに分類し、それぞれについて観察、聞き取りに基づいて客観的に選択する方式としたところである。

これにより、「介助の方法」に係る項目の選択肢の選択については、

★⑴ 「実際に介助が行われている」場合は、新・旧の認定調査員テキストともに「介助あり」を選択することとなっていること⑵ 「高齢者が自立しており、介助が行われていない」場合は、旧
認定調査員テキストでは「自立」を、新認定調査員テキストでは「介助されていない」を選択することとなっており、実際の事案においては大部分を占めると考えられるこれらの場合については、認定調査員の選択肢に差は生じないと考えられる。

※一方、「介護不足等により介助が行われていない」場合は、旧認定調査員テキストでは、認定調査員が推測して選択肢を選択していたが、これでは、実際に介助が行われているか否か(介助が不足しているか否か)が分からないため、新しい認定調査員テキストでは介護不足等のために「介助されていない」を選択した上で、特記事項に「介護が不足している」等の詳細な理由を記載していただくこととしている。適正な二次判定を行うためには、特記事項の記載が重要となるために、特記事項の充実を図られたい。

なお、特記事項については、以下の例を含め、「認定調査員テキスト2009」に具体的な記載例を記したところであり、参考とされたい。

抜粋

★ ⑴ 洗「洗顔」を行う習慣がない等の場合は、介助自体が発生していないため、「介助されていない」を選択する。ただし、明らかに介助が不足している場合、そのように判断される具体的な事実と介助の必要性を特記事項に記載する。

【特記事項の記載例】

一週間以上に渡り洗顔の介助が行われていないため「1.介助されていない」

を選択するが、大量の目脂を認め、不潔な状態である。介助の必要性があると考えられる。

★⑵ 短期記憶(面接調査の直前に何をしていたか思い出す)

調査当日の状況と調査対象者や家族等から聞き取りした日頃の状況とが異な

る場合は、調査日当日の状況で選択する。その場合、調査当日の状況と日頃の

状況との違い、選択した根拠等について、具体的な内容を特記事項に記載する。

★★【特記事項の記載例】★★抜粋

調査当日の昼食で何を食べたかまで答えることができたため、「1.できる」を選択する。しかし、家族の話では、日頃は物忘れがひどく、直前のことも覚えていないことがあるとのこと。

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正しい要介護認定を受けていただくためにも情報をいち早くキャッチいたしましょう。

介護者の手間が正しく評価されるように・・・人ごとではありません。

まずは、保険者と協働でのりきりましょう。

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